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- 【企画】
- 会報に広告掲載頂いた方々について、その宣伝も兼ねて人物紹介記事を名古屋支部ホームページに掲載させていただき、メルマガにて告知するこの企画。その第12弾として、現在、岐阜県中津川市で息子さんとともにガソリンスタンドを営む中でご活躍されている後藤大作さんをご紹介する。
- 【訪問期日】
- 2025年9月9日(火)
- 【インタビュー会場】
- 新栄石油株式会社本社・中津川東給油所(岐阜県中津川市)にて 
- 【インタビュアー】
- 城所真男(大33・名古屋支部副幹事長・広報部長)
- 後藤さんの大学までの生い立ちを教えて下さい。
- 1964年9月29日に中津川市で生まれました。中津川市立東小学校から市立第一中学校に進みました。小学校時代から柔道の道場に通い、中学校には柔道部がなかったために軟式テニス部に所属しながら柔道の道場通いは継続しました。そして県立恵那高校に入学し、柔道部に入部しました。
 1982年に家から通えないところで経済学部を目指していたので滋賀大学に入学しました。入学が決まるとラグビー部の先輩2名が中津川まで来てくれ、ランチを奢ってもらいボーリングをしているうちにラグビー部入部が決まっていました。当時のラグビー部は入学が決まった学生で身体の大きそうな新入生の実家まで訪ねて部員勧誘を行っていました。それでラグビー部は初心者が半分くらいいました。
 最初の1年は偲聖寮にいて2回生からはラグビー部の先輩がいる本町の下宿に移りました。3回生になって森俊治ゼミに入りました。森ゼミはMALC(Management Analysis of Leadinng Company)という経営学の中で組織論や戦略論を学び、実際の日本企業がどのように実践しているかをヒヤリングに行くということをやっていました。自分たちの代は武田薬品を題材に勉強し、実際に訪問して、とても充実した勉強ができました。
 ラグビー部では楽しく厳しくトレーニングができ、今でも夏に合宿に行く道すがら三神先生や先輩方が中津川に寄ってくれて蕎麦を一緒に食べるなど交流が続いていることに感謝しています。
- 大学卒業後はどのような人生を歩まれてこられたのですか?
- 1987年豊田通商に入社し物流部、保険部で働きました。会社のラグビー部に所属しラグビーも継続しました。当時のラグビー部はかなり強く、東海リーグの1部で試合していました。
 そして、社内結婚をした妻が病気を発症したことを機会に1993年に豊田通商を退職し、父親の経営する新栄石油㈱に転職しました。中学3年の時に父親が創業した会社でその頃から仕事を手伝っていたこともあり、親しみを持って働き始めました。
 しかし、仕事は順風満帆にはいきません。近隣他社との差別化、社員教育、新規事業への取り組み、新店舗の出店など、365日ガソリンスタンドは休日がないので休むことなく、地域の活動への参加なども合わせて働き続ける毎日です。そんな中で社員が一度に2名退職するということが起きました。社員とじっくり向き合い、話し合って、社員のことを中心に考えて来られなかった自分を深く反省しました。その頃から禅に興味を持ち、毎日法話を聞くことを続けるようになりました。今では社員ひとりひとりがどのように成長し、幸福になれるかを考えられるようになり、そのための経営の在り方に日夜努力しています。
- これからの展望を聞かせてください。
 






後藤さんへの突撃インタビューを終えて:城所の所感
■彼とは学生時代の下宿もゼミも同じ、就職先も同じでその後、父親の会社を継ぐというところも同じでインタビューをしていても、いたるところで共感しながら楽しく話を聞かせてもらいました。現在の社長業が自分の生きるエネルギーだと言われる後藤氏。自分も充実した仕事があることで人間的に成長し続けていくことがよい人生を生きることだと確信しています。インタビューよりも経営談義に花が咲いてしまい脱線しっぱなしのインタビューでした。お互いワークライフハーモニー(充実した仕事とよい人生の融合)を目指すことを確認して帰路につきました。
記:城所真男(大33)
■新栄石油株式会社
岐阜県中津川市中津川993-3
http://shin-eisekiyu.jimdofree.com
 
                    




