※この記事は、2021年10月に作成されました
「滋賀大学陵水100年史」発刊に向けた寄稿募集が、今年9月末日に終了しました。ご寄稿いただいた方々には、心より深く感謝いたします。
尚、アンケート(テーマ:お世話になりました)への回答募集は、現在も継続しておりますので、ご回答をよろしくお願いいたします。アンケートには、単位取得に苦労した科目や特に心に残る店、アルバイト等の設問があり、「心に残るエピソード」コメント記入欄も設けられています。
届いているアンケート回答には、単位取得に苦労した科目では簿記やドイツ語等が、特に心に残る店では友加里や丸正、すずめ、ござれ、輪ごん、田園、スイス、コウゲなど、多数の名前が見受けられます。
寄稿文は、最年長の方が本科15(昭和15年)、最年少の方が大65(平成29年)、その間の幅広い年代の方々から、学徒出陣や食糧配給制度、ゼミ、クラブ・同好会、寮・下宿生活、恩師、授業、想い出の店、アルバイト、旅行、遊び等、多岐にわたる内容のものが届いており、それぞれを拝見すると、飾らない言葉で、当時の想い出を愛着深く表現されている方が多いように見受けられます。
「・・・・夜遅くまで議論に花を咲かせ、腹が減ると近くの焼き肉店(○○○)へ出かけ、銀シャリとホルモン焼に焼酎で栄養を付けた。腸に染み渡るひと時だった。・・・・・。」
「・・・・当時の寮は木造で老朽化が甚だしく・・・・冬は電気ストーブの使用が禁止されており、豆炭コタツだった。・・・・学生が灯すスタンドの電気でブレーカーがよく落ちたものである。・・・・・。」
「・・・・懐かしき我が下宿。入居当初は多くの失敗をした。・・・・電熱器でお湯を沸かしているのを忘れ、友人の所に遊びに行き・・・・火事になる寸前だった。・・・・・。」
「体育会○○○○○○部。・・・・酒席での出来事は思い出深い。・・・・当時後三条町の割烹(○○○)をコンパの主戦場としていた。・・・・新歓コンパで洗礼を受ける。・・・・興が進むといつの間にか座布団が撤収され、・・・・ビニールシートが敷かれる光景に、これが大学のコンパというものかと、・・・・妙に感動した。・・・・・。」
ごく一部の内容を紹介しましたが、青春時代の懐かしい記憶が、我がことのように思い返されます。
記:林 健一(大25・滋賀大学陵水100年史編纂委員)