とりげんの大将逝く｜陵水会名古屋支部

ご冥福をお祈りいたします

「とりげんの大将」として親しまれた杉本義雄さんが、令和4年10月27日に満85歳で亡くなられました。仕事だけでなく弓道に打ち込み、バイクに乗ることを楽しみ、何よりも滋賀大生を愛した大将でした。

大将や家族によると貧乏学生にただで食べさせた事もあったとか・・・まだ回転寿司など無い時代に、それこそ千円で寿司を食べれるという学生でも気軽に入れる寿司屋として親しまれ、各クラブ、ゼミのコンパの会場としてのみならず、個人で通った学生も多かったと思います。卒業後も多くの元学生が訪れており、壁に名刺が張ってあります。それを見ると、少なからず消息が分かるという交流の場としても機能しています。

「とりげん」は先代が鳥肉料理を扱った事による名前で、大将の代になって「すぎもと」に変更となりましたが、古い世代はそのまま「とりげん」と呼び慣わしていました。現在は寿司屋ではなく、ご家族が普通の食堂とクレープ屋さんとして営業を継続されています。建物は道路拡幅により建て直されましたが、玄関戸、テーブル等が残っており、昔のイメージそのままです。
彦根を訪れる機会があれば、是非立ち寄ってください。

記：児玉正治(大25)
※大将の写真掲載はご遺族了解済み