第28回陵水金鯱懇話会
2025年12月20日(土)に第28回陵水金鯱懇話会を開催しました。今回は母校より、データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター所長で、ヨット部の顧問も務めてくださっている深谷良治教授をお招きしてご講演をいただきました。
演題は「滋賀に学び、世界へ挑む ― データサイエンスが支える文理融合の競争力」。聴講者は、滋賀大学経済学部長の能登先生の他、滋賀大学学生5名にもご参加頂き、合計30名でした。
深谷先生は、愛知県立千種高校に在学されていた頃、地下鉄東山線で通学されていたそうです。当時の本会場周辺(今池エリア)の様子についても、ユーモアを交えてお話しくださり、会場には笑いが広がる場面もありました。
また先生からは、「生成AIをぜひ活用してみてください」とのメッセージもいただきました。そこで本記事は、文字起こしAI「Notta」と生成AI「Copilot」を用いて作成しています。(1時間程度で出来上がりました)
講演内容
国際経験から見えるDXのリアルと可能性
NTTでアジア10カ国を担当してきた豊富な国際経験をもとに、DX(デジタルトランスフォーメーション)や生成AIの最新動向が、具体的な事例とともに紹介されました。
特に印象的だったのは、ミャンマー税関の電子化プロジェクトです。紙と対面が中心だった手続きを全面的にデジタル化し、汚職の抑止や税収の大幅な向上につながったという実例は、デジタル技術が社会の仕組みそのものを変える力を持つことを強く示していました。
一方で、技術だけでは改革は進まず、「デジタルはあくまで手段であり、変わるべきは人と組織」というメッセージも繰り返し語られました。トップの覚悟と現場の実装力が揃ってこそ、初めて大きな変革が実現するという視点は、多くの参加者に深い示唆を与えました。

大学で進む生成AI活用と学びのアップデート
大学では、ChatGPT Eduの導入が本格的に進み、教育・研究・事務のあらゆる場面で活用が広がっています。教員にとっては、授業設計や教材作成、採点補助などの業務が効率化され、より創造的な教育活動に時間を割けるようになりました。
学生にとっても、レポート作成の補助、講義内容の要約、専門用語の確認など、学びを深めるための“伴走者”としてAIが身近な存在になりつつあります。実際に、入学して間もない1年生が生成AIの支援を受けながら教員並みのプログラミングを書き上げた例も紹介され、学びや仕事のスタイルが大きく変わりつつあることが実感されました。

産学連携・国際協働で広がる実践のフィールド
大学と企業、さらには海外の研究拠点との連携も活発化しています。企業の実データを用いたPBL(課題解決型学習)は1年生から参加でき、琵琶湖の風・波解析や水上警察との事故データ連携など、地域に根ざしたテーマにも取り組んでいます。また、国立音大との協働による「AI生成音源の楽譜化」など、芸術とデータサイエンスを掛け合わせたユニークなプロジェクトも進行中です。さらに、タイの研究拠点とのMOU準備や、エビ養殖の画像AI最適化など、国際的な実践の場も広がり、学生にとって“世界を舞台に学ぶ”機会が増えています。
地域課題と向き合うDXの次のステージ
今後の重点テーマとして、RPAによる業務の標準化や、生成AIを組み込んだ新しい業務設計が挙げられました。特にRPAは、定型業務の約半分を自動化できる可能性があり、品質の安定化や人材育成の負荷軽減にもつながると期待されています。
また、琵琶湖の淡水真珠再生や紙アーカイブのデジタル化など、地域に根ざした社会課題へのDX活用も進めていく方針です。これらの取り組みは、地域社会に新しい価値を生み出すだけでなく、学生にとっても実践的な学びの場となり、大学と地域が共に成長していく未来を感じさせます。

人とAIが共に創る未来へ
全体を通して語られたのは、「AIが進化しても、人間の役割はなくならない」という視点でした。特に、課題設定や現場での実装、組織を動かす力といった“人間ならではの領域”は、これからますます重要になるとされています。
AIと人が役割を分担しながら、新しい価値を生み出していく。そのための教育・研究・地域連携が着実に進んでいることが伝わる、充実した内容の懇話会となりました。
※この記事は、文字起こしAI「Notta」と生成AI「Copilot」を活用し、人間が編集・校正して作成しました講演会記事:佐藤芳郎(大45)
懇親会開催
さて、金鯱亭懇話会の後は、会場を変えて忘年会の始まりです。
懇話会が80分に及ぶ充実した内容で、かつ「いろんな仕事がAIに取られる危惧はあるが、フィジカルで勝負できる皆さんは大丈夫」という深谷教授のコメントに元気づけられて、忘年会も大変元気に盛り上がりました。
今回は24人の参加で、懇話会に続いて能登学部長、講師の深谷教授と教授が顧問をされているヨット部の学生4名にも参加頂き、交流を深めることができたと思います。

最後は榎本さんの1本締めで2025年を締めくくって頂きました。2026年が皆様にとって良い年となりますように。また、来年は名古屋支部の100周年との事で、これまで以上の良縁を築いていけるといいですね。
懇親会記事:挽内健児(大50)
■陵水亭懇話会
https://nagoya.ryosui.jp/shibu-katsudo/konwakai/
※[ 旧 ]陵水亭懇話会 → [ 新 ]陵水金鯱懇話会 2023年2月より名称変更