建設不動産の会2023年11月

名古屋陵水「 建設不動産の会」勉強会開催報告

開催日時: 2023年11月20日(月) 勉強会19:00~21:00
場所: 名古屋プライムセントラルタワー13F 第6会議室
テーマ: 「不動産ビジネスとビジネスモデル」
講師: 川津昌作氏(大29)
出席者数: 13名(講師を含む)

不動産の会としては4年ぶりとなるセミナースタイルでの開催となりました。

今をもって甦る「サブプライムローン住宅ビジネスモデル」。日本ではサブプライム住宅ローンビジネスは、ブルーカラーでか弱い移民の低所得者を食い物にした悪徳不動産業者のポイズンビジネスと言われ続けています。しかし実際は、住宅投資市場の有効なビジネスモデルとして存在が認められたものです。ビジネスモデルがどの様に市場で有効になるのか?何故日本でビジネスモデルが育たないのか、皆さんと議論致しましょう。

という内容で、5年ぶりに川津昌作氏にご講義頂きました。
以下、筆者の感想です。

サブプライムローンとは、貧しい方ではなく、多額の借入を通じて不動産に投資する方々(よって低与信となる)へのローンで、さらにそのローンを対象とした金融商品、更には金融商品に対する保証証券に有名な大手金融機関までもが投資を行い、その投資が膨らみ続けた結果、破綻したという事でした。格付け機関が恣意的に高格付けを行って、バブルを支えていたという事も衝撃でした。(講義で紹介された映画「マネーショート」より)

また、日本の不動産には統計が通用せず、基準価格が根付いていない。(誰かの思惑が混ざってしまう)というお話も業界にいると思い当たる節があります。

最後に、ニューヨークの最高額マンションは100階建ての最上階で600億円という話題もあり、彼我の差に驚かされました。(日本では最近、大阪の梅北地区で25億円の物件が話題になりました)

今回は、荒木副支部長始め4名の方に初参加頂き、アフターコロナを経ていつもと少し違う顔ぶれで知的な空気の会になったと思います。会として次回は、新年会を予定しています。皆様のご出席をお待ちしています。

最後にご出席頂いた皆様には準備に手間取り、お見苦しい姿をお見せし失礼致しました。
これに懲りずにまたご出席ください。

記:挽内健児(大50)

■名古屋陵水建設不動産の会
https://nagoya.ryosui.jp/doukoukai/real-estate/

■Yahooニュース
関西最高額「25億円部屋」に潜入、異彩放つバスルームに驚き
https://news.yahoo.co.jp/articles/8315c6bb9e603211a10be6fa14cc3658906868cb