俳句例会2020年11月

さる11月14日(土)13時より昭和区生涯学習センターにて11月例会が行われました。

先生が選句した句は以下の通りです。

せせらぎの木橋渡るや野紺菊
縁軋む萱が軒端の鷹の爪

        石橋 政雄(大6)

菰巻の余りを分かつ若木にも
蕭条とつつむ秋雨塗師の里
芒の穂頬をなでゆくシニアカー

        伊與 正道(大6)

孫の守つられうとうと冬日和
冬の陣あめりか選挙他人事

        大島 一彦(短7)

のろのろとリハビリ歩きいわし雲
待合室無言マスクのディスタンス
山河みなコロナ時雨に濡れそぼり

        倉坪 和久(大13)

岐阜城の落葉激しや下山どき
天高し親子二代の三冠馬
句集纏め一人温めの旨し酒

        青山 政弘(大17)

大根撒く今年は猿の来ぬ場所に
会ふ度に寒くないかと母の声

        片岡 嘉幸(大25)

■定例句会のお知らせ
次回例会は12月12(土)です。
また、12月3日(木)に愛岐トンネルにて吟行を行います。

記: 片岡嘉幸(大25)

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