「リーダーシップ論」講義を終えて

令和元年10月17日、人生初の大学での教鞭をとらせていただきました。自分と比べると就職環境も様変わりし、学生たちにどこまで受け入れられるか不安でしたが、講義後の質疑応答を通じ、私自身が大きく刺激を受けました。

話のポイントとしては、永らく続いた「大量生産」「拡大経済」を前提としたピラミッド型下請構造に象徴される垂直統合型経済に求められるリーダーと、「市場縮小」「少子高齢化」が急速に進む環境下では、求められるリーダー像が大きく異なる点。そして、現環境下では、垂直統合型のヒエラルキーを無くし、水平分業型による連合艦隊で付加価値創出のできるチームをつくることが重要であり、そこに求められるのは一人一人のタレント(才能)であり、全ての人にリーダーシップが備わっているという点。

リーダーシップ論20191017-2

ほとんどの学生が「何かしら特別な才能を持った、選ばれしもの」といったリーダー像を持っており、真剣なまなざしで聴講する学生も少なくなく、「どうしてそんなに熱くなれるんですか?」といった質問が出るほど、こちらもエンジンがかかってしまいました。

全てのレポートを拝読しましたが、真摯な感想に感銘し、自社内にも展開させていただきました。皆さんの将来に少しでも参考になれば幸甚です。

記:寺西基治(大31)