「パックンマックン氏」を聴講して

滋賀大学市民講座 第1回

「パックンマックン氏」を聴講して

■滋賀大学 市民講座 第1回
【日時】2023年9月10日(日)14:00~15:30
【会場】滋賀大学彦根キャンパス講堂
【講師】パックンマックン氏

「パックンマックン」を聴講して 滋賀大学 市民講座 第1回 彦根高商創立100周年記念事業
「パックンマックン」を聴講して 滋賀大学 市民講座 第1回 彦根高商創立100周年記念事業

曇天の彦根駅に降り立ったのは、12時55分であった。13時発の湖国バスに乗り栄町1丁目で下車し、大学を目指した。13時20分ごろ講堂に着くと、14時から開始にもかかわらず10名以上の彦根市民が既に座っていたのには驚いた。開始時刻には、190名の来場者で1階がほぼ満席になった。

小倉副学長の挨拶の後、パックンマックンが登壇した。演題は「笑劇的国際コミュニケーション力」であったが、盛り上げるためか、来場者参加型のコントを多用していた。爆笑に次ぐ爆笑の中、あっという間に90分が過ぎた。主な話の内容は、以下の通りであった。

「パックンマックン」を聴講して 滋賀大学 市民講座 第1回 彦根高商創立100周年記念事業
「パックンマックン」を聴講して 滋賀大学 市民講座 第1回 彦根高商創立100周年記念事業
  • 会話は聞くことが大事である。話すのを3割にして7割聞いていると、相手は満足する。
  • 質問を5つ考える癖をつけよう。そうしたら話が弾む。
  • 外国人には、まず「こんにちは」と話しかけよう。相手は日本語を待っている。
  • 英語は、単語を並べるだけで話ができる。完璧に話をしようとするから、話せない。料理を完璧にできる人はほとんどいないが、それなりに料理は誰でもできるのと一緒である。

演題90分の後に、質問コーナーが始まった。主なQ&Aは以下の通り。
【Q】パックンは何故、日本に来たのか。
【A】ハーバード大学時代、グリークラブの部長をしておりツアーで他のアジアの国を周ったあと、幼馴染の友達が、日本に行くと言うので一緒に来た。日本語を覚えるため、飛行機の中で50音を覚えた。成田空港で「おかえりなさい」が読めた。でも、意味はわからなかった。私だけそのまま居ついてしまったのは、何か変わったことをしたかったからである。

【Q】「おち」を考えるのは、どっちか。
【A】マックンである。日本で漫才をするとき、ボケはパックンである。しかし、アメリカで漫才をした時は、逆にマックンがボケた。

最後にマックンが写真を撮りたいと言い出し、参加者全員が万歳をして写真に納まった。ブログに載せるとのことである。そして、山田理事長から彦根市民及びパックンマックンにお礼の挨拶があり、閉会した。時に15時40分であった。帰りは、歩いて彦根駅を目指した。彦根城周辺に多くの外国人が、観光に来ていた。早速「こんにちは」と声をかけてみたら、嬉しそうに「こんにちは」と返してくれた。気分のいい一日となった。

「パックンマックン」を聴講して 滋賀大学 市民講座 第1回 彦根高商創立100周年記念事業
「パックンマックン」を聴講して 滋賀大学 市民講座 第1回 彦根高商創立100周年記念事業

記:片岡嘉幸(大25)

<参考>
■彦根高商創立百周年記念行事について
https://www.econ.shiga-u.ac.jp/ryosui/ryousuikai100zigyou/

■パックンマックン氏
http://www.havmercy.co.jp/profile/packnmackn/