緊急事態宣言の解除とともに
キャンパスの木々が色づき始めた2021年10月30・31日。滋賀大学彦根キャンパスで、あるイベントが行われた。それは滋大祭である。
昨年の学園祭はコロナ禍のため、「滋賀大学学生交流会」へと形を変えた。しかし、今年の学園祭は「滋大祭2021」へと名が戻され、多くの企画が催された。例えば、各団体によるステージ披露、教室展示、抽選会のほか、昨年はなかった芸人によるお笑いライブも開催された。また、ミスターコン・ミスコンも復活。さらに、新しい試みとしてe-sports大会も行われた。
陵水会は、今年もブースを出展した。陵水会本部の若手交流委員会と100年史編纂委員会が共同し、大学や彦根の今昔写真を展示した。今昔写真は、名古屋支部・京都支部の皆さんにお手伝いいただきながら両委員会が用意したものである。感染対策のため、事前の展示準備は陵水会事務局に行っていただき、当日のブースは入江先生(大32・陵水会理事・滋賀大学特任准教授)に運営していただいた。
来場者を学内生に限定したものの、滋大祭は盛大に行われた。その前日には、体育会による第48回榎本杯争奪駅伝も開催された。
普段のキャンパスでは、多くの対面授業が行われるようになっている。ゼミ活動に取り組むグループも見られる。部活動も再開した。キャンパスには学生が戻ってきている。彦根城下に目を向けると、複数の大型バスが行き交い、ツアー客や修学旅行生が彦根城へと向かっている。臨時休業していた居酒屋も再開した。1カ月前に緊急事態宣言が発令されていたとは思えないほど、彦根は平時に戻りつつある。
来年こそは、皆さんのご来場が叶いますように。紅葉が彩る彦根で、お待ちしております。
記:今井綾乃(大58・院41)
■万全な感染拡大防止対策を講じ対面で実施「第55回滋大祭」開催
https://www.shiga-u.ac.jp/2021/11/10/99259/
■滋賀大ミスコン/ミスターコン202
https://miscolle.com/shiga2021