しがだい資料展示コーナー
「しがだい資料展示コーナー」をご存知だろうか。
今から8年前の2014年、彦根キャンパスの図書館前に、白く大きな総合研究棟(通称、士魂商才館)が建った。その1階に「しがだい資料展示コーナー」は設置されている。滋賀大学に所属する研究者が、研究を通して知り得たいろいろな事柄を資料、自身の著作、作品により紹介するコーナーである。
現在は、データサイエンス学部の佐藤智和教授らによる企画展「いまここにいる感覚-VR型防災教育システムの開発-」が開催されている。佐藤教授らは2017年の台風5号によって起きた姉川氾濫を画像解析。並行して全方位カメラを用いて、姉川周辺の町並みを三次元復元した。それらをもとに、地域住民がヘッドマウントディスプレイを装着してVRの世界で水位の上昇を体験。その研究報告を同展で紹介している。
企画展は6月30日まで。続いてすぐに、別の研究者による企画展も開催される予定である。
大学にお立ち寄りの際は是非ご覧ください。
企画展「いまここにいる感覚-VR型防災教育システムの開発-」
【詳細】https://www.shiga-u.ac.jp/2022/01/07/100397/
【場所】滋賀大学総合研究棟<士魂商才館>1階
【開館時間】9:00-17:00 ※土曜・日曜・祝日は休館
《入場無料》
経済学部附属史料館
なお、「しがだい資料展示コーナー」の他に、大学が所蔵する資料を見られる場所の1つに「経済学部附属史料館」がある。史料館は常時、近江商人に関する史資料や近江国・滋賀県の生活史資料を公開している。また、毎年2回の企画展を開催している。いつ、どんな企画展を行うかは史料館のホームページで確認できる。
<参考>
研究所の企画展
https://www.econ.shiga-u.ac.jp/ebrisk/2020/Collections/folder2708/kikakuten.html
史料館ホームページ
https://www.econ.shiga-u.ac.jp/shiryo/
記:今井綾乃(大58・院41)